『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(INDIANA JONES AND THE LAST CRUSADE)1989米

 2作目は子供向けという印象だったが。3作目は大人向けという感じ。ショーン・コネリーが加わり重厚になった。考古学や発掘という面白さも復活して文句のつけようがない。スピルバーグが一番のっていた頃の作品ではないだろうか。楽しんで撮ったんだろうなと思う。随所に見られる遊びにスピルバーグの歓びを感じる。インディアナ・ジョーンズの帽子や鞭、名前の秘密も明らかにするなど、スピルバーグが見る人も楽しんでねと話しかけてきているような気がしてならない。
 でも、一番好きなのは第1作だ。
 1作目から一気に見たが、全く飽きることがなかった。3作とも何度も見ていてストーリーは完全に覚えているが、スクリーンから目を離すことは一度もなかった。考えてみればインディ・ジョーンズ・シリーズを液晶プロジェクターで120インチのスクリーンに映して観るのは初めてだ。だから本来もっている迫力に興奮してみられたのかもしれない。