『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』(INDIANA JONES AND THE RAIDERS OF THE LOST ARK)1981米

　何回見たか解らぬ。もう２０年以上の前の映画なんだ。
　冒頭のネパールのシーン。白人の女性が酒場で山男と酒の飲みくらべをする。これって『チャーリーズエンジェル・フル・スロットル』がパロディにしたシーンじゃないか。今頃気が付いた。
　一番好きなシーンは、インディアナ・ジョーンズがナチのＵボートに乗り込むシーン。インディアナ・ジョーンズは聖櫃を海賊船でロンドンまで運ぼうとするが、ナチのＵボートに恋人と共に奪われてしまう。海賊船から離れるＵボート。もはやナチから聖櫃を取り戻すことはできないのか、インディアナ・ジョーンズは諦めてしまうのか……というところで、Ｕボートに這い上がろうとする人影が……。すると海賊船から大歓声。インディアナ・ジョーンズは決して諦めない。
　納得がいかないシーンがある。クライマックスだ。聖櫃が開けられるシーン。インディアナ・ジョーンズと恋人は神の怒りから逃れるのだが、どうしてその逃れる方法を知ったのか。どこにも説明がなかった。偶然思いついたのか？　どこかにヒントがあったのかな。
　とにかく、ラスト以外は文句のつけようがない。何度見ても面白く、何度見ても飽きない。